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忘れないために


今日はいわゆるスポット休暇というやつで休みをとってたので、震災から10年たつ神戸に行ってきた。いや、最初からそのつもりで会社休んだわけではないのだけれど。
取材者気取りで行くわけではないのでデジカメなんぞは持たず、ただ10年経ったその街を目に収めてこようと思って阪急電車に乗った。というわけで上の写真は毎日新聞の記事から引用している。

1月の三宮の街はやはり寒かったが、10年前の惨状の面影はどこにも無く、平和な街そのものだった。もちろん今日はあちこちに「震災を忘れない」などと書かれたモニュメントが置いてあったりもしたけど、1ヶ月もしたらそれらはどこかに行ってしまうのだろう。街はもうあの日のことを記憶していないように僕には感じられ、それを凄いことだと思うのと同じくらい「恐い」と感じた。

何を隠そう、僕自身も忘れてしまっていたのだ。
西宮に住んでいた10年前のあの日、あんなにも揺れたのに。

朝テレビをつけたらどこもかしこも震災の特番をやっていて、そのテレビを見てようやく「ああ、今日は震災のあった日か」と気づいた自分が、なぜだか無性に恐ろしくなった。このままではあの日のことを忘れてしまう、何かしなければ、と思い、神戸に行こうと決めた。実際神戸に行って何をしたわけではなかったけど、これでまたしばらく忘れないでいられると少し安堵した。ようは自己満足したかっただけなのかなとも思う。

最後に、今日神戸から帰ってきて「忘れない」ために読んだ本があるので、ここで紹介しておく。どちらも漫画で、震災の話がメインというわけではないのだけれど、これらは読むたびに本当に忘れてはいけないのは「震災」そのものではないことを教えてくれる。ほんの少しの時間とお金に余裕がある人はぜひ一度、手に取って読んでみてほしい。


木村 紺「神戸在住」1巻~3巻
(1巻と3巻に震災のエピソードがあり、これらは舞台化もされた)


高橋しん「いいひと。」16巻


Posted by wacky : 21:07

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