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コミックバトン

しばらく前にBLINKさんより回ってきていた、コミックバトンを書かせて頂きます。
(今まで書いたバトンの中では一番時間かかったよ、コレ・・・)
数を重視したため1つ1つの作品に対するコメントは短めですが、どれも個人的に思い入れのあるものばかりを並べていますので、漫画喫茶などに行かれた際にはぜひこのバトンを一つの参考にして頂ければと思います。


■Total volume of comic on my Bookshelf (本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

実際に数えたわけではありませんが、おそらく100~150冊の間くらいかと。
気に入った漫画以外は基本的に弟の部屋か、ブックオフ行きです。


■Comic thought to be interesting now (今面白い漫画)
5作品ほど紹介します。

働きマン (1)
働きマン 1~2巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
安野 モヨコ
講談社 (2004/11/22)
売り上げランキング: 381

★★★★


Wikipedia:働きマン
とある雑誌の出版社で働く女性と、その周囲の人々の「仕事」にまつわるエピソードを綴ったオムニバス形式の作品。毎回違う登場人物にスポットが当てられますが、みんなそれぞれ仕事に対するスタンスが違っててリアルだなーと思います。
登場人物たちの何気ないセリフには結構グサッとくるものがあり、いちサラリーマンとしては考えさせられるところの多い作品です。


エマ (6)
エマ 1~6巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
森 薫
エンターブレイン (2005/08/31)
売り上げランキング: 155

★★★★


Wikipedia:エマ
19世紀末のロンドンを舞台に繰り広げられる、ジェントリ(上流階級)の青年ウィリアムと彼が偶然出逢ってしまったメイド「エマ」の身分違いの恋物語。まさに「王道」と呼ぶに相応しい、正統派のラブ・ロマンスです。
ため息が出るほど細部まで描き込まれた19世紀の建物や装飾・調度品などもこの漫画の見どころの一つで、この「エマ」の世界を紹介したガイドブックなんてものが出ているほど。
先日、僕は終電を逃して寄った漫画喫茶ではじめてこの漫画を手に取って読んだのですが、「気がついたらいつの間にか朝だった」というほど夢中で読み耽ってしまい、しまいには漫画喫茶を出て本屋が開くと同時に全巻買って帰ってしまったという(笑)、いわくつきの作品です。


Pumpkin Scissors 4 (4)
Pumpkin Scissors 1~4巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
岩永 亮太郎
講談社 (2005/08/17)
売り上げランキング: 703

★★★


Wikipedia:パンプキン・シザーズ
帝国陸軍情報部第3課(通称"パンプキン・シザーズ")という部隊の任務を通して「戦災復興」というテーマを描く、とある架空の国の物語。戦災復興と書くと何やら重苦しそうなイメージですが、実際の漫画の雰囲気は「鋼の錬金術師」のような感じなので、肩肘張らずに読むことができます。
余談ですが、先日このブログで紹介した「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画の中でとある人物が「もはや"戦後"ではない、か・・・」とつぶやく1シーンがあります。映画の中ではさらりと流されていますがとても印象的なセリフで、映画を見ながら僕は似たようなセリフがよく登場するこの「Pumpkin Scissors」のことを思い出してしまいました。


ヴィンランド・サガ 1 (1)
ヴィンランド・サガ 1~2巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
幸村 誠
講談社 (2005/07/15)
売り上げランキング: 8,132

★★★★


「プラネテス」の幸村誠氏による、北欧の海賊"ヴァイキング"のお話。
まだまだ物語は序盤といったところですが、「プラネテス」でも見せた幸村氏のストーリーテラーとしての才能がいかんなく発揮されており、早くも大作感が漂っていています。
当初は週刊少年マガジンで連載されていましたが、今月から月刊アフタヌーンに移って連載再開されたので、同誌で連載中の「ヒストリエ」(作者:岩明均氏)と共にアフタヌーン派の僕としては楽しみが一つ増えました。


シグルイ 1 (1)
シグルイ 1~5巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
南條 範夫 山口 貴由
秋田書店 (2004/01/22)

★★★


Wikipedia:シグルイ
ここ最近読んだ中では一番イっちゃってる感のある異色剣術漫画。
凄腕の剣士達が話に関係なく繰り広げる珍妙な行動の数々(原作にこんな描写があるのかどうかは知りませんが)を、ギャグでなく大真面目に描いてのける山口貴由氏のセンスにシビレます。構え・技の解説がなんだか「バキ」チックな所もステキ。
単行本のオビに「残酷時代劇」と書いてあったりするけど、どう見ても「変態時代劇」です。
本当にありがとうございました。


■The last comic I bought (最後に買った漫画)

トランスルーセント 3巻―彼女は半透明 (3)
岡本 一広
メディアファクトリー (2005/12/22)

★★★★

ふたつのスピカ 9 (9)
ふたつのスピカ 9 (9)
posted with amazlet on 05.12.30
柳沼 行
メディアファクトリー (2005/12/22)

★★★★


「コミックフラッパー」で連載している、雰囲気がとても良く似た2作品。
「トランスルーセント」は体が透明になる「透明病」という病気を持つ女の子のお話で、「ふたつのスピカ」は宇宙飛行士を目指す学校に通う高校生のお話。
どちらもジーンとくるエピソードが多く、オススメの漫画です。


■Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me
(よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

今まで読んだ中でのベスト5となると「ブラックジャック」 「ジョジョの奇妙な冒険」 「スラムダンク」 「寄生獣」 「MONSTER」ということになるのですが、いずれも超メジャーな作品なのであえてこれらは外して5作品を選んでみました。


レベルE (Vol.1)
レベルE 全3巻
posted with amazlet on 05.12.30
冨樫 義博
集英社 (1996/03)
売り上げランキング: 4,207

★★★★★


Wikipedia:レベルE
「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」で有名な冨樫義博氏の手による傑作ミステリー。
地球にやってきた宇宙人の王子を中心にいくつかの話が展開されますが、どの話も読み手を全く飽きさせない予測不可能な展開の連続で、全3巻あっという間に読み終えてしまいます。
これほどの作品をアシスタントなしで一人で描いたというのだから冨樫氏の才能には脱帽!氏はまさにアイデア・構成力・画力を兼ね備えた日本を代表する漫画家の一人だと、僕は思います。


G戦場ヘヴンズドア 3 (3)
G戦場ヘヴンズドア 全3巻
posted with amazlet on 05.12.30
日本橋 ヨヲコ
小学館 (2003/09/30)
売り上げランキング: 2,021

★★★★★


人気漫画家と人気漫画雑誌編集者をそれぞれ親に持つ2人の高校生が、互いの才能に惹かれあって出会い、傷つき、苦しみながらも共に漫画の道をつき進んでいく熱血"漫画家"ストーリー。
「たかが漫画」と侮るなかれ。全話・全ページが「ここまでやるの!?」というほど熱い展開・熱いセリフの連続で、まさに息つく暇もありません。
漫画が好きな人にも嫌いな人にも読んでほしい、「漫画が読みたくなる漫画」です。


イエスタデイをうたって (Vol.1)
イエスタデイをうたって 1~4巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
冬目 景
集英社 (1999/03)
売り上げランキング: 24,283

★★★★


Wikipedia:イエスタデイをうたって
ノスタルジックな雰囲気漂う独特のタッチが魅力の冬目景作品の中でも、特に僕が好きなのがこの「イエスタデイをうたって」。大卒フリーターの主人公リクオと、リクオの元同級生で高校教師のシナコ、シナコの元生徒で現在は高校を退学したハル、の3人がお互いに惹かれあいながらも今ひとつ相手に踏み込めずに微妙な関係が続いていく、というストーリーです。
3人の関係が今後どうなっていくのか非常に気になる、でもできればこのままつかず離れずでずっと続いてほしい。そんな不思議な魅力のある漫画です。


神戸在住 1 (1)
神戸在住 1~7巻(以下続刊)
posted with amazlet on 05.12.30
木村 紺
講談社 (1999/08)
売り上げランキング: 42,190

★★★★


Wikipedia:神戸在住
2年前、会社の新人研修で2ヶ月ほど東京に行ってた時に「神戸在住」というタイトルに惹かれてこの漫画を手に取り、「やっぱり神戸(関西)はいいなぁ・・・」と再確認させられた漫画。
神戸に住む大学生の女の子が日常生活の中で見たこと・感じたことをモノローグ形式で綴っていくまるで日記のような形式の作品で、「あー、こんな奴いるいる!」と思わせる登場人物や、トーンを一切使わずに描かれる神戸の街並みの風景がとても魅力的。
来月のアフタヌーンで最終回というのが実に残念ですが、次回作にも是非期待したいです。


愛人 -AI・REN- 2 (2)
愛人 -AI・REN- 全5巻
posted with amazlet on 05.12.30
田中 ユタカ
白泉社 (2000/08)
売り上げランキング: 51,687

★★★★★+


最後に紹介するのは、バトンを渡してくれた「最終兵器彼女」好きのBLINKさんにはぜひ読んでみてほしい漫画、「愛人 -AI・REN-」です。(サイカノ好きでない他の方にも是非オススメします)

余命幾許もない青年「イクル」と、イクルの”愛人”(あいれん-終末期患者の精神的救済を目的として疑似記憶を与えられた人造遺伝子人間)としてわずかな間だけ生きる時間を与えられた少女「あい」。どちらも不幸な身の上ではあるけれど、物語の中で二人はお互いを大切にしながら残された時間を懸命に生きていきます。

この「愛人 -AI・REN-」は実際に読んでみると分かりますが、表紙の可愛らしい絵柄からは想像もつかない程ディープな内容の漫画です。物語のキーとなる”愛人”という設定自体も読む人によっては賛否両論でして、本当は決して万人にオススメできるとは言い難い作品です。

しかしそれでも僕は、この漫画に描かれているイクルとあいが純粋に愛しあう姿に何度も何度も涙してしまいました。(映画やドラマの場合は音楽という要素があるからすぐ泣いてしまう僕ですが、本で泣いたのは中学生の時に読んだ小説「卵王子カイルロッドの苦難」以来、人生で2度目の経験。)

一見すると萌え系の漫画みたいな表紙の絵に、デカデカと書かれた「愛人」の文字。この漫画の本屋で手に取りづらいことといったらありませんが、しかしその中身は純愛エッチ漫画家・田中ユタカが自身の漫画家人生を賭けて描いた、壮大な「生」と「死」そして「愛」の物語。
これを読まずして死ぬのはあまりにも勿体ない、心の深いところに残る素敵な作品です。

「世界が死にたえようと
 あなたが死んでしまおうと
 あたしが死んでしまおうと
 そんなのたいしたことじゃない

 そんなのたいしたことじゃない」

(「愛人 -AI・REN-」3巻・コンサートのシーンでの歌の歌詞より。
 最初に読んだとき、この歌詞には震えて鳥肌が立つほどの衝撃を受けました。)


■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)

今回は指名なしで。漫画好きな方はどうぞご自由にお受け取りください。
(僕から受け取った方のオススメは、僕が責任持って読ませて頂きます!)

Posted by wacky : 16:40

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コメント

明けました。
おめでとうございます!

面白そうなマンガが色々ありますね…
なんか無性に読みたくなってきてしまいました(笑

「愛人」、全く知りませんでした。
おそらくWackyさんに教えられなければ、一生知らなかったです。
生活が落ち着いたら、今更ながら未読の「AKIRA」と一緒に、是非読もうと思います!

Posted by BLINK : 2006年01月01日 20:02

君が「卵王子カイルロッドの苦難」を読んでいたとは驚きだ。冴木さんのはいいよねぇ。

え、俺が誰かって?
名刺を調べな(笑)

Posted by 文 : 2006年01月05日 15:37

>>BLINKさん

明けましておめでとうございます。(ってもう遅いか・・・)
「愛人」は「最終兵器"じゃない"彼女」って言ってもいいくらいサイカノと雰囲気がよく似ていて、知名度こそ負けるものの感動度では決してサイカノに負けてないと思います。きっと気に入って頂けると思いますので、受験が終わったら是非ゆっくり読んでみてください。

そういや、サイカノの方は実写映画化でしたっけ?
実写では「いいひと。」が一度ドラマ化で痛い目に逢ってるだけに、原作ファンとしては映画の出来が気になる所ですね。


>>文さん
ヒントが少なすぎますが、名前に「文」のつく知人だったら一人しか思い浮かびませんぜ、ダンナ。(たとえ違っててもカイルロッド好きな貴方とは朋友であると確信しますが)
冴木作品はいろいろ読んでるつもりなんですが、マトモに完結した作品が少ない気がするんですよね・・・。

Posted by wacky : 2006年01月11日 21:40

リジィオが初めてだったんだよなぁ。。。
もう10年以上も前だ(笑)

でもカイルロッドは良かったね!


しかし、随分彼女の本は買ってないな…

Posted by 文 : 2006年01月12日 13:57

僕の中では「メルヴィ&カシム」「リジィオ」「天高」は終わってなかったんですが、Amazonで見てみたところ「天高」は15巻で完結したみたいですねぇ。

僕もここ5年くらいはこの人の本を読んだ記憶がありません。

Posted by wacky : 2006年01月14日 00:42

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