[映画] 男たちの大和 YAMATO ★★★★ [ 2006年01月11日 映画・DVD ]
先週末に「男たちの大和 YAMATO」を観てきました。
俗に「大作」と位置づけられる映画を好んで観ることの少ない僕は「まぁリアルな大和が見れたらいいや~」位の気持ちであまり期待せずに観に行ったんですが、これが意外と泣ける良質な映画でした。
■ストーリー
戦艦大和が出てくるということで当然太平洋戦争末期のお話なわけですが、戦争の経緯よりも日本軍の兵士とその家族の絆に主軸が置かれたヒューマンドラマ仕立てのストーリー展開になっています。レイテでの「生きるか死ぬか」の戦い、そして沖縄での「死ぬと分かっている」戦いに挑む大和の乗組員達と、そんな彼らを送り出さねばならない家族の心情がうまく描かれているなぁと思いました。
■映像・演出
ビジュアル面での見所は、何といっても戦艦大和が完全再現されている点。
例えばゴジラの映画でゴジラの造形がお粗末だと(´・ω・`)ショボーンなワケですが、1/1スケール(実物大!)のセットをはじめミニチュア・CG等を駆使して撮影された戦艦大和はまさに本物と見まごうばかり。特に初登場シーンでスクリーン一杯に映る大和は、戦艦マニアでない僕もこれだけでお腹一杯になれた程の迫力でした。
また、その大和が登場する海戦シーンも実にリアル。
例えば
砲台の横で弾を装填している兵士が映る
↓
米軍の戦闘機が接近、銃撃しながら通り過ぎる
↓
カメラが砲台に戻ってくるとその兵士が血まみれになって死んでいる
・・・などなど、銃撃と共に次々と兵士が死んでいく光景の生々しさは、その筋では定評のある「プライベート・ライアン」の冒頭30分に迫るものがありました。(子供連れやカップルで観るにはちょっとキツイかな、というレベル)
ただ、「大和」では戦闘中も敵である米兵の姿が一切映らないため、これ程の凄惨なシーンを見ても憎しみという感情は湧いてきません。こういった変にアメリカに対する憎しみを煽ったりしない演出は日本映画らしくて好感が持てました。
■俳優
俳優も演技派揃いです。中でも軍人役の中村獅堂が意外とハマリ役なのには(「いま、会いにゆきます」の秋穂巧の役が頭にあっただけに)驚きでした。
一方、期待をスカされたのが渡哲也。予告編では重要な役っぽかったのに、まさかあんなに出番が少ないとは・・・。この人には熱い海軍魂をもっと語って欲しかったです。
■音楽
音楽は宮崎駿監督や北野武監督作品で有名な久石譲氏が手掛けていて、戦艦大和の重厚な雰囲気がバッチリ出ています。エンドロールで流れる長渕剛の「Close your eyes」という歌も意外と映画にマッチしてましたし、また劇中で「月月火水木金金」(カラオケ行った時によく軍歌の欄に載ってる歌)が聴けたのも収穫です(笑)。
■総合
他の洋画作品の影響を受けているのは間違いないんですが、戦争映画としては個人的に「プライベート・ライアン」を越えたと思います。
★4つで評価してますが、この4は「5に限りなく近い4」です。
Posted by wacky : 07:05
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