[映画] ホテル・ルワンダ ★★★★★ [ 2006年02月26日 映画・DVD ]

前から観たかったホテル・ルワンダをついに観ました!(といってもこのエントリ書くのに一週間かかったので、実際観たのは一週間前ですが。)
WEBでの評判の高さに違わぬ、素晴らしい映画でした。未見の方、この映画は「観ないと損する」レベルの映画ですよ!
■まず、この映画を知らない人に
この「ホテル・ルワンダ」は、1994年にアフリカのルワンダで起こった民族大虐殺("フツ"と呼ばれる多数派の民族が同じ国の"ツチ"という少数派の民族を100万人以上も虐殺した)を舞台に、ある1人のホテルマンが1200人もの人々を虐殺から救ったという実話を元にした映画です。
米国では800万人もの動員を記録したにも関わらず、日本では買い付け価格の高騰により配給会社が名乗り出ず当初公開されない予定でしたが、mixiの有志らが結成した『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会による地道な署名活動が実を結んで晴れて日本でも公開されるようになった(ソース)という異例の経歴をもつ作品です。
■序盤のあらすじ

主人公ポール・ルセサバギナはルワンダの首都キガリにあるベルギー系四つ星ホテル"ミル・コリン"の支配人。彼自身はフツ族であるが、彼の妻であるタチアナがツチ族であり、ルワンダにおけるこの2つの民族間の対立に心を痛める日々を送っていた。
そんなある日、ルワンダの大統領(フツ族)がツチ族主導の軍部によって暗殺されたというニュースが流れる。ラジオではフツの過激派が『ツチのゴキブリどもに裁きを!』と叫び、ついにはフツ族によるツチ族狩りが始まってしまう・・・。
■見どころ

各国のPKO(平和維持軍)がルワンダを見捨てて撤退していく中で、命からがらホテルに逃げ込んでくる人々は増える一方。まさに絶望的とも言える状況の中で、ナタや鉄パイプを手にホテルに迫り来るフツの民兵達からポールはいかにしてを守るのか?というのが本作の見どころ。実際に起こった事件を題材としてはいますが、只のドキュメンタリーに成り下がらずちゃんとエンターテインメントとして成立している所が素晴らしいです。
また、登場人物達のセリフも実に秀逸。物語は主にホテル側(=フツ族に狙われる者達)の視点で進行しますが、ホテルに駐留する国連軍や報道カメラマン達、また狂信的にツチ族を殺そうとするフツの民兵らの言葉からもそれぞれがどんな思いでこの事件に向き合っているのかを感じとることができ、どの登場人物からも目が離せません。
■感想など

「これ、本当に10年前に起こったことなの!?」
映画の元となったルワンダの事件を全く覚えていなかった僕にとって、映画で語られる真実の出来事はあまりに衝撃的でした。
まさにいつ殺されてもおかしくない極限の状況。もし自分がこんな状況下に置かれたとき、きっと他の人なんか放っておいて逃げ出してしまうでしょう。
しかし、この彼(ポール)はそうしなかった。自分が殺されるかもしれないのに、死にものぐるいでホテルの人々を守ろうとした。そんなポールの姿に感動して涙が止まらなくなりました。ああ、自分もこんな人間になりたい!
「三丁目の夕日」「男たちの大和」に続いてまた一つ、心が震えるほどの感動を味わえる映画に出会うことができました。皆さんもぜひ、この映画のために映画館に足を運んでみて下さい。できるなら僕も、ルワンダの歴史を勉強してもう一度観てみたいと思います。
(ジェノサイドを扱った映画ではありますが、この映画では目を背けたくなるようなストレートな描写はほとんど出てきませんので、そういうのが苦手な方にも安心してオススメします)
※ちなみに、僕がこの映画を観に行ったシアターN渋谷では立見が満席になるほどの人気でした。観に行かれる方はお早めに!(→上映館情報)
関連記事:Wikipedia ルワンダ紛争 民族浄化 ジェノサイド
スーダン・ダルフール紛争 (宗教を発端とした現在進行中の大量虐殺。僕らに何か出来ることはないのか?)
Posted by wacky : 23:06
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